「◯◯は甘え」という言葉の真理:(3)「甘え」から脱却する方法について
※この記事は「◯◯は甘え」という言葉について、それは本当に甘えなのか、
またそういった言葉が生まれる背景とは、そしてその甘えとされる状況から
脱却するにはどうすれば良いのか、を考察するためのものです。
あくまで一個人の捉え方、考え方によるものなので、
人によっては考え方の違いから不快な思いをする可能性もあります。
また「◯◯は甘え」という考え方を否定するための記事でもなく、
むしろその考えにも一定の正しさがあるとした上で、
その「甘え」から具体的にどう脱却して行くかを考察するための記事です。
前置きが長くなってしまいましたが、上記についてご了承頂いた上でお読み下さい。
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前回の記事では「◯◯は甘え」と言う側の心理を大きく三つに分け、
その言葉が発せられる状況について考察してみました。
今回の記事では「◯◯は甘え」の「甘え」とされる状況からどう前に進んでいくか、
といった現実的な方策について考察をしていきたいと思います。
まず「◯◯は甘え」に該当するような状況にいるという前提で話を進めます。
甘えという観点から方策を大きく二つに分けると、
①甘えを克服する
②甘えを克服しない(甘えはそのままで他の面で解決する)
となります。これを順に考えていきます。
「①甘えを克服する」の場合
要するに、気合いや根性をつけるということになります。
いわゆる根性論的なやつです。
自分を追い込んだり、場合によっては誰かに厳し目に鼓舞してもらったりします。
なにせ甘えのある状態から甘えを無くす作業なので、かなり辛いです。
ですが、その辛さを乗り越えるからこそ、一気に成長ができます。
この経験のある人には分かると思うのですが、本当にぐんと精神的に成長します。
苛立ちや悔しさ、辛さや苦しさといった負の感情が積もり積もったのが
一気にブレイクしてそこを突破していくような感じです。
おそらく、過剰な精神的圧力がかかって、生物的にその状況に適応しようと
何かしらの変化が体内で起きているのではないかと思います。
この変化を知っている人だからこそ、「気合いだ」と
言いたくもなってしまうのかもしれません。
ただし、かなりギリギリまで自分を追い込む必要があるのでそれが辛いのと、
人によってはそこで挫折して余計に後ろ向きになってしまう可能性があります。
また強い圧力をかけるため、場合によっては間違った方向に進んでしまう可能性も
あります。
例えば、恨みや歪んだ正義などです。
強い圧力をかけられたことで強い恨みが生じてしまったり、
愛の無い圧力から歪んだ正しさを身に付けてしまうこともあるかもしれません。
もしかすると、前回の記事で考察をした「悪意から言う場合」の人たちの中には、
彼ら自身強い圧力をかけられた経験から、その恨みの気持ちが表出した結果、
そのような行動に出てしまったということもあるかと思います。
何にせよ半ば力技にはなってきてしまいますので、この方法には良さと、
その引き換えになるリスクの両方をよく考えて取り組む必要があるように思います。
しかし、飛躍的に伸びるということと、比較的早くに変化できるといったことは、
確かに間違いではなくその通りだと思います。
次に、
「② 甘えを克服しない(甘えはそのままで他の面で解決する)」の場合です。
これはもう、「気合いや根性で乗りきれません。。」という場合の方法です。
私自身そういうのがとても苦手なので、半ばやむなくこの方法に落ち着きました。
この方法では、その課題についてよく考え、理解して、
具体的に行動して解決をしていこう、ということになります。
例えば「鬱」から抜け出せない場合、
その原因を考えてみたり、
原因は分からなくても解決方法を考えてみたり、
そもそも解決はしなくてもそれありきでこれからどうやっていくかを考えたり、
そして、その考えたことから現実的に解決のための行動をしていきます。
下手な話、気合いとか根性といった一言で片付けられない分、
よっぽど甘えを捨てる必要があるかもしれません。
気合いや根性の代わりに、よく考え現実的に行動していくことが求められます。
また、一人一人にとっての課題ですので、これといったマニュアルもなく、
自分なりの答えを探していく必要もあります。
答えが見つからなくて苦しい時もあるかもしれません。
また時間も労力もかかりますし、自分と向き合うのが得意でない人や、
特に現状と向き合うのが怖い人にはこっちの方が辛いかもしれません。
ある意味、気合いや根性が力技による近道なら、
こちらは着実だけど先の長い遠い道だと思います。
やることはただただ考えて、行動していくことです。
自分と向き合って、冷静に理解していきます。
具体的に行動するために、色々と試行錯誤していくことも求められます。
うまくいかないことも多いかもしれません。
分からないこと、凹むことも多いかと思います。
時には、自分なりの考えを捨ててみることも必要かもしれません。
しかし少しずつでも地道に一つ一つやっていけば、
少なくともやらないよりはやった分前に進んでいくと思います。
あとはその積み重ねと、その積み重ねがブレイクして目の前が開けてくるのを
待つことです。
この方法についてはアプローチが人によって大きく違うため、
具体的にこうするなど書けないので表現が曖昧で分かりづらいところも多いかと
思いますが、
「原因を理解し、これからどうしたら良いかを考え、実際に行動していく」
といったオーソドックスな方法ではあると思います。
必要があればカウンセラーや相談できる人を頼ってみたりするのも良いと思います。
ただただ、できるところから地道に一つ一つ前に進んでいきます。
このできるところからというのが重要で、
できないことを気合いで乗り切れないからこそのこの方法です。
それが、気合いや根性の代わりにできる、前に進む方法ではないかと思います。
以上、前回の記事より続けて「◯◯は甘え」という言葉の真理(心理)についてと、
その甘えからの脱却を目指した方策について考えてみました。
②の甘えからの脱却(つまりは内面的な課題の克服)については
具体的に書こうとすると書ききれなくなってしまうので逆に簡単にまとめましたが、
そのうちまた改めて別のテーマで記事にすることもあるかもしれません。
それと、まだまだ文章を書くのが上手ではないので本意がきちんと伝わるかは
不安もありますが、何かしら読んだ方のためになることがあればと思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。