「将来の夢」って必ずないといけないの?
目次
①その言葉っていつからあるの?
②将来の夢=仕事?
③今一度自分の夢について考えてみる
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①その言葉っていつからあるの?
今24歳なんですけど、昔から「将来の夢」とか「将来やりたいこと」とか考えるのが当たり前だと思ってました。
特に日本では「将来の夢」=「将来就きたい仕事」の意味合いが強いらしいということもあり、そもそも夢ってなんだろう、とか、こういう概念自体いつからあるものなんだろう、と考えるようになりました。
ちょっとネットで調べてはみたのですが、日本語の「夢」という字に「将来やりたいこと」のような意味が加わったのが近世以降みたいです。
英語の「dream」には元々「睡眠中に見る夢」と「将来やりたいこと」の2つの意味合いがあったみたいなのですが、そこから影響があるんでしょうか。
http://coolest.sakura.ne.jp/main/gk/essey/yume.html
「将来の夢」という考え方そのものは、今でこそ当たり前ですが、そういう考えを持つことが当たり前じゃない時代もあったんじゃないかと思いました。
②将来の夢=仕事?
今の子供達の間では将来の夢のランキングに「ユーチューバー」がランクインしているみたいです。時代ですね。
スポーツ選手、ケーキ屋さん、タレントさん、お医者さん、ユーチューバー。
時代が違えど、国が違えど、子供達にとって憧れの存在というものがいるんだと思います。
これが、もう少し大人になってくると一気に現実的になってきます。
男子1位のスポーツ選手の次に来るのが教師、会社員、公務員。
女子では保育士、看護師、教師。
こうなるともはや「夢」というより「将来就きたい仕事」というタイトルが適切だと思うのですが。。
それと同時にこれくらいの時期から自分のやりたいことが分からない人も増え始めると思うんですよね。
この「夢」と「将来就きたい仕事」がごちゃ混ぜになっていることが1つの要因になるのではないでしょうか。
↓余談ですがこれも立派な「将来(も)やりたいこと」かもしれません。
笑っちゃうかもしれませんが、今一度本気で考えてみて欲しいです。
これくらい素直な欲求を持てるのは、やりたいことも分からないこの時代に、
逆にとても健全なことかもしれません。
この他にも、例えば「生きている間に本を◯◯冊読む」「たくさん海外旅行をする」「日本中のお寺を回る」「小説を書く」なども立派な将来やりたいことだと思います。
人によっては「お嫁さんになる」「家族と幸せな時間を過ごす」という夢もあると思いますし、「たくさんテレビゲームをする」「のんびりした時間を過ごす」のような夢があっても良いと思います。
「将来の夢」は何も仕事だけではありません。
社会的に立派である必要すらないんです。自分のための夢ですから。
③今一度自分の夢について考えてみる
と、ここまで改めて「将来の夢」について考えなおしてみると、
今までいかに自分が仕事の中に夢を見出そうとしてきたかを思い知りましたし、
そもそも夢なんて自分のためのもので、持っても良いし持たなくても良いし、
もっと自由だなって思いました。
誰にも褒められないけど昔から絵を描くのが好きだったし、
下手くそだけど楽器ももっとやりたいし、
自分のために、自分のやりたいことをやれたらそれが夢だなって思います。
なので、仕事はまた別に考えることにしました。
(そもそも "仕事" ってなんだろうとも思うので、これはまた別記事に)
ちはやふるの最初の方でも新が「自分のことでないと夢にしたらあかん」って言ってます。
ルフィも海賊王目指してますし、サトシも長年ポケモンマスター目指してます。
みんな他でもない自分のために夢を持っています。
もっと、自分のやりたいようにやったら良いんだと思います。
(終わり)