長年抑うつに苦しんでいた自分が実際に役に立ったと思う3つのこと
自分は中学の時にちょっと色々ありまして、そこからピークの21歳まで約8年間くらい抑うつ状態に苦しんでいました。
いわゆる「鬱病」というほどではなく、むしろ慢性的に気分が塞ぎこんだ抑うつ状態が続いていました。
具体的には、週のうち半分は強い自己否定に苛まれ、自分は生きていてはいけない、自分は存在していてはいけないと自分を責め、そしてどんなに苦しくても誰も頼れる人もいない、といった状況です。
対策としては色々やったのですが(ポジティブに考えよう!とか、朝の光を浴びよう!とかとか)、どれも今いちうまく行かず、数年かけてあれこれやって結局役に立ったのはほんの限られたものでした。今回はそれを書きます。
①肉を食う
まずはこれです。肉を食べる。自分はこれが一番効きます。
詳しい理由は分からないですけど、動物性たんぱく質が良いのか血の気が少し上がるというか、体が少しエネルギッシュになる気がします。
毎日100gくらいでも肉をちゃんと食べてると割りと元気な日が多いです。
たいして効かない薬代かけるくらいなら、自分は肉買います。
これは今でもそう思います。
むしろ肉を食べなくなるとメンタル落ちる日が多いです。自分の場合はですけど。
②運動する
運動嫌いな人は逆効果かもしれませんが、疲れない程度にちょっと外を散歩したり、自分は最近市民プール行って40分くらい泳いでるんですけど、普段家にこもりがちなのでたまにちょっと運動すると気分がスカッとします。
おそらくこれは血行が関係していると思います。体を動かして血行を促してあげると体内の疲労物質(ストレス含む)も血液が循環して排出されていく気がします。
あとは筋肉を動かすことで何かホルモンとかも出ているかもしれません。
ただ、あくまで自分が楽しい範囲でやらないと逆効果だと思います。
特に疲労が貯まると逆にネガティブになりやすいので注意した方が良いかと。
あと家で柔軟とかヨガをやるのでも良いと思います。
③悟る
いやもうこれは悟るしかないです。悩み苦しんだ果てって感じがありますが。
ネガティブになるっていうことは、悩む原因が何かしらあったと思うんです。
両親のことなのか、自分のことなのか、学校での人間関係だったのか、大人の方であればお金のことなのか。
ちなみに自分はずっと「自分は生まれてきてはいけない人間だったんだ」と自分を責めていたのですが、21歳くらいの頃に「人はなぜ生きるのか」みたいなものの答えが自分なりに出て、それですっと解決したところがありました。
また、両親が自分を大事にしてくれなかったことも、先の答えから納得の行く答えが出せたので、自分の状況を客観的に判断することもできるようになりました。
一般的に抑うつ状態の人には「認知の歪み」があるともされていますので、自分の状況を正確に判断できていないことが多いかもしれません。
つまり、偏った判断材料から偏った結論を出してしまっているのです。それはきっと防衛本能から体がそう反応してしまっているのだと思いますが。
ですので、正しい判断をしていくためにも日々少しずつでも考えて、そしてどうにもならない状況を悟っていくことが大事だと思います。
これは私も約8年もの月日をかけて考えに考え抜いた結果です。悟りましょう。
という訳で、抑うつ状態だった私が役に立ったと思うことのうち、メインの3つを挙げてみました。
抑うつ状態だった、とある通り、多少ネガティブになることはあれど実は今は私はほとんど抑うつ状態になっていません。
これは実は③の悟った時がターニングポイントでした。考えに考え抜いて自分が気に病む必要がないと理解して以降、本当に病まなくなったんです。
一番時間はかかるけれども、やはり悟るというのは一番効果がある気がします。そこには「正しい理解」が不可欠です。
「人が生きる」ということをより深く根本的なところから理解するんです。どうしてそういう問題が起こるのかを徹底的に理解するんです。全てのものには理由があります。
答えの見えない日々に絶望したり、特に味方もいないと辛くなりがちですが、何らかのヒントになれば良いなと思います。日々苦しいですけど、頑張って生きましょう。