自分の頭の中はこれまで得てきた情報でできている。
人が食事をして食べたもので体が作られるように、
人が見聞きして得た情報で頭の中は作られる。と思う。
例えば、楽しい経験楽しい記憶がたくさんの人は楽しい思いでいっぱいだと思います。
逆に、悲しい経験悲しい記憶が多ければ、その分今も悲しいもので頭が埋め尽くされているでしょう。
スポーツに関わる経験や情報が多ければ頭の中もそうなっているし、勉強や真面目な事柄の経験や情報が多ければ頭の中はそうなっていく。
そうやって価値観も考え方も含めた自分の頭の中の色々が、これまで得てきた情報で作られているのではないか、というのを人間形成論の観点から考えています。
(人は遺伝と環境で作られる)
とすれば、攻撃的な人はそういったものに触れる機会が人生にあり、心優しい人、器用な人、ユーモラスな人、強い人、美しい人、みなそれぞれの頭の中を構成する情報があったはずです。
という原理を前提とすると、もし今の自分を変えたいと思うなら、得ていく情報の種類を変えていく必要があると思っています。
例えば、ネガティブな人がポジティブになりたいなら、ポジティブな人の頭の中にあるポジティブさを生み出す情報を取り入れることが必要だと思いますし、そのためにはポジティブな人が日頃触れている情報に触れることが必要だと思います。
ユーモラスになりたいのならユーモラスな人が普段触れている情報に、格好良くなりたいなら格好良い人が普段触れている情報に、触れることが必要だと思います。
分かりやすく言えば、面白い人は面白いもの見てますし、真面目な人は真面目な本読んだりニュースなどの情報を日頃得ています。
(厳密には必ずしも"必要"ではないと思いますが、恐らく真似した方がてっとり早いと思うので、とりあえず”必要”としてみました。)
体作りのために食べるものを変えるように、頭の中作りのために触れる情報を変える。
そうすると、自ずと自分の価値観や考え方も変化していくと思います。
そこまで行くと、例えば今自分が固執している部分、譲れない部分などもあっけなく手放せるようになるかもしれませんし、
今うまく行っていないことの原因も分かり、これまでの自分にはできない立ち居振る舞いもできるようになるかもしれません。
認めたくはないことではありますが、たいていの人には間違っている部分があるものです。
しかし、自分を守るためにも、今の自分は正しいと自分を保とうとしてしまいます。
そのために、かえって自分を苦しめていることもあります。
そこの部分を、自然と変化できるとだいぶ楽になれるような気がします。
そんな観点で、自分の頭の中を見つめなおしたりしていました。
(ずっと真面目系で来てたので、最近は笑える系のバラエティをよく見るようにしています)