ネガティブになるメリット
マイナス思考になったり自己否定が強くなったりすると、
それを”直そう”とすると思います。
プラス思考にしよう、自己肯定感を持とう。
けれど、いまいちうまく行かないことが多いです。
ですが、アドラー心理学の『嫌われる勇気』を読んだりすると、
自分が起こしている本能的な行動もすべて目的や利点があってそうしているんだなと思います。
確かに、マイナス思考などは最初は悪いことしかない直すべき対象としてだけ見ていましたが、無益な行動を本能がとりたがるというのも変な気がして、”逆に”ということもあり衝撃も受けつつ腑に落ちるものがありました。
言ってしまえば、自己否定もネガティブも、そうなることによって何らかの”メリット”があるということであり、その利点のために本能がそういう状態を作り出していると言えます。
もちろん無意識なものなので、不本意と言いますか、自分の意志とは無関係だったりします。
問題は、どうしてそうするのか、をうまく解明できないことかなと思います。
というのも、今までこんな風に考えてこなかったので、どうやっていいかよく分かりません。
例えばマイナス思考になるのは物事に対する期待を下げて期待が裏切られないようにするためだ、などの一定の推測はできたりしますが、それが本当に合っているかの掘り下げに時間もかかると思いますし、まずこれまでの考え方のクセのようなもので、気分が落ちている時にそのような前向きな考え方もなかなかしづらいと思います。
・マイナス思考
・自己否定
・人を警戒してしまう
・人見知り
などなど直したいことは様々ありますが、まずはそれぞれが何のために、何の利点があって本能がそうしているのかを知るところから進めて、その利点が必要ないものだと分かった時に自然とそれは直っていくのかなという気がしています。
例えば、何かつらい出来事が引き金になってこうなったとしたら、その時の状況でこれらは役に立つものだったのかもしれません。(自分の場合は親に期待しないように、攻撃されないように、というのが強かったかな)
それが、今直面する他の状況でも同様なのか。
ちなみに、もしかすると今も利点があって、そうしない場合に比べて自分を守れているところもあるかもしれません。
(人を警戒することで傷つけられることや騙されることが少なくできている等)
実際に利点があるという方がそれをやめることの難しさが増す気がします。
そうしない場合とする場合のシミュレーションが大事ですかね。
あとは、習慣的にこの思考回路にしていくことが必要だと思うのですが、長い間こうじゃない考え方をずっとしてきていたので、なかなか時間はかかりそうです。
忘れては思い出し、を繰り返しながら徐々に前に進んでいけたらと思います。
(この方法も絶対正しい訳じゃないと思うので、検証しながら)