"鬱(うつ)"について(3)
鬱からの脱却方法について考察します。
まず第一に、ストレスの原因から離れます。
これをしないと、いつまで経っても回復へ近づきません。
ここが一番難しいと同時に、一番重要な問題です。
次に、ストレスの原因から離れた後、これまで受けたダメージを回復していきます。
受けたダメージについて直接回復できなければ、間接的に回復していきます。
例えば、家庭環境でのダメージを抱えていた場合、
直接その問題について向き合うのではなく、
趣味に打ち込む、友達との関係を充実させるなど、違うところで回復を図ります。
大事なのは嬉しいや楽しいといった "感情の量" です。
何でも良いので、自分が心地よくなることを沢山して下さい。
その一つ一つが強い味方になると思っています。
そして最後に、再度鬱っぽくならないための対策づくりです。
自分の考え方や価値観などと向き合い、変えられるところは少しずつ変えていきます。
人によって様々な要因があると思いますので、
自分自身の答えを見つけます。
何が原因で鬱っぽくなったのか、またそうならないためにはどうしたらいいのか。
それを考え、実行に移し、現実的に予防線を張っていきます。
ここまでできればかなり立ち直れていると思います。
そして、何より大事なのは自分を大切にすることだと思います。
自分の心が元気をなくしてなってしまった "鬱" ですから、
自分が元気になれるよう、たくさん大事にしてあげることが必要だと思います。
そのためにも、頼れる人や仲間を見つけられたらもっと良いと思います。
鬱はなかなか根が深く難しい問題ですが、
ふとしたことがヒントになって解決することもあると思います。
もしかすると一生変わらないかもしれません。
しかし、変わるかもしれません。
諦めてもいいし、諦めなくてもいいと思います。
頑張らなくてはと気張らなくても良いと思います。
でも、希望も持っていて良いと思います。
これから先精神医学がより進歩して、
なるべく多くの人が救われることを願います。