何者かになりたかった自分。
過去を思い返してみると、いつも周りの誰かが羨ましくて、自分には自信がなくて、"何者か"になりたがっていたと思う。
それは今もずっと続いていて、なんだかすごい人になれれば、自分が誇らしくて、自分に自信が持てるような気がしている。
昔からずっと人に認められたくて仕方がない。
すごいね、って言われたい。
認めてもらって、好きになってもらいたい。
きっと優秀で価値のある人間なら人に好きになってもらえるって思ってる。
だから、そのために色んなことを頑張ってきた。
中高は勉強も頑張ったし、部活も頑張った。
大学ではサークル立ち上げて代表やったり学生の交流会を企画したり色々やった。
でも結構無理してた。
結局限界が来て、途中で燃え尽きてやめた。
何かやっても途中で挫折することが本当に多くて、
本気で出来る限りの努力をした中学の部活は地区大会も進めず、
高校でやったバンドもそんなに上手くなれず、
大学で立ち上げたサークルも、バイトも、就活も、
思い返すとあらゆるものが途中でうまく行かなくなってつまづいた。
結局、どれも人に認められたくてやってたと思う。
だから上手くいかなくなると、やっぱり自分はダメな奴なんだって思ってすごく凹む。
何かを成し遂げている時しか自分に自己肯定感が持てなくて、それ以外の時は自分はダメな奴なんだって思ってた。
頑張らないと認めてもらえない、優秀じゃないと人に好かれない。
だから努力しなくちゃいけない、結果を出さなくちゃいけない。
「すごいね」って人に言われると自分が誇らしいような気がして嬉しかった。
こんな自分にも価値があるんだって思えた。
でもやっぱりずっとは頑張れなくて、結果を出せないとまた落ち込んだ。
今でもまだ何者かになりたがってる。
何かすごい人になれれば、認めてもらえるって思ってる。
人生の大逆転を願ってる。
でも、またつまづいてる。
そして、疲れてる。
正直、いつまでこんな人生続けるんだろうとも思う。
誰のために、何のために、こんな生き方をしているのか。
もう、気楽に生きてもいいのかな、
人に認められようとしなくていいのかな、とも思う。
でも一人は寂しい。歳をとるにつれてどんどん一人になっていく。
正直、どうしていいのかもう自分でも分からない。
何かを埋めようとする代償的な生き方をしているんだなと思う。
こんな人生だけど、良い生き方を目指して日々奮闘してます。